特集
温泉街の東、弘法山のなだらかな丘陵地にある下呂温泉合掌村には、世界遺産となった飛騨白川郷から昭和39年より合掌家屋「旧大戸家住宅」(国指定重要文化財)の移築が始まり、現在10棟合掌造りが建ち並ぶ合掌集落となっています。
村内は、工芸の体験や伝統の味が楽しめる「民芸の郷」、5つのパビリオンに分けて森の生活文化や下呂の祭などを紹介する「ふるさとの杜」や、200点の狛犬を展示する「狛犬博物館」があり、飛騨の暮らしや文化を体験したりと、見る、食べる、遊ぶの全てが満喫できる施設となっています。
天下十刹に数えられる由緒正しい古禅林・禅昌寺は、静寂そのもの。 背筋がぴんとのびそうな空間。中国宗朝の様式を伝える数々の建築物や茶人・金森宗近により設けられた茶室と庭園は見ごたえがあります。
また、雪舟筆の大達磨像や狩野永徳の菊花屏風など、寺に伝わる貴重な文化財は門前の禅昌寺歴史民族資料館に展示されています。